8月26日、静岡県内の理科(生物)教員が研修会で当センターに訪れました。
調査船で鍋田湾外へ。
300μmと100μmの目合いのプランクトンネットで
動物プランクトンと植物プランクトンを採集し観察しました。
先生方の教え子に研修で得たことを伝えていただき
中高生が伊豆の海と生物に興味をもってもらえたら嬉しいです。
8月26日付伊豆新聞下田版に掲載されました。
伊豆新聞のニュースサイト 下田の話題 8月26日にも掲載されています。
8月26日、静岡県内の理科(生物)教員が研修会で当センターに訪れました。
調査船で鍋田湾外へ。
300μmと100μmの目合いのプランクトンネットで
動物プランクトンと植物プランクトンを採集し観察しました。
先生方の教え子に研修で得たことを伝えていただき
中高生が伊豆の海と生物に興味をもってもらえたら嬉しいです。
8月26日付伊豆新聞下田版に掲載されました。
伊豆新聞のニュースサイト 下田の話題 8月26日にも掲載されています。
毎日、暑いですね。
猛暑…酷暑…そんな単語を目にします。
下田も今年は本当に暑いです。
連日の暑さで海水温も上昇しています。
センター21日の
沖縄周辺の海面水温は、16日気象庁の観測によると
広い範囲で30度以上となっているそうです。
下田はどうなのかと気象庁の海面水温分布図をみてみると
この1週間は28度を超えています。
(21日、鍋田湾で計測した海水温は25度でした)
興味のある方は気象庁のホームページ
気象統計情報の海洋の健康診断表(海洋の総合情報)で
海水温のデータがみられます。
海の中の様子は…8月20日に撮ったカジメの林。
比較的、浅い所に生えているカジメは
葉が溶けているものを多く見かけました。
まだ茎の部分がしっかりしているので
少し水温が下がれば復活しそうです。
海藻もひたすら猛暑に耐えているようです。
アカウミガメが死んでいました。
ロープが首と前足に絡んで・・・。
毎年、5月~8月に産卵のために下田周辺の砂浜にやってきます。
このカメも、もしかしたら卵を産みにきたのかも知れません。
アカウミガメの数は、年々減っていて
絶滅危惧種(EN)として保護されています。
北太平洋域に生息しているアカウミガメは、日本列島の太平洋岸の砂浜でしか産卵しないそうです。
しかし、砂浜が埋め立てや護岸工事、人間の都合に合わせて姿を変え、
自然なままの海岸は少なくなってしまいました。
下田周辺には、まだアカウミガメが産卵に来る海岸があります。
10年ほど前、ここ鍋田浜にも産卵にきました。
産卵したことには気づかなかったのですが、
孵化した子ガメがカラスやネコにさらわれそうになっていたのを
救出し海に放しました。
また産卵にきてくれるとうれしいのですが…。
海へ遊びにくる方々へのお願いです。
ウミガメは、ビニールやプラスチックはクラゲだと思って食べてしまうこともあります。
ロープなど長いものは体に絡んでしまいます。
ゴミは海に流したり、放置したりせずに
持ち帰るか所定の場所捨ててくださるようお願いします。
屋外に大きな水槽を設置して、卒業研究をしている学生達がいます。
どんな実験をしているのか、話を聞いてみました。
大きな水槽2つに海水を循環させ、海水温と同じにし、
それぞれに、3個ずつ海水入りのタンクを入れます。
3個のタンクは空気をバブリングします。
残り3個のタンクには二酸化炭素濃度の高い空気をバブリング。
二酸化炭素濃度の高い空気をバブリングしたタンクは
今世紀末の海水の状態を想定したものだそうです。
はたして今世紀末といわれる海水がどんな状態になるのか。
その中にいるプランクトンはどうなるのか。
実験しているそうです。
がんばれ!