4月1日に下田鍋田湾内に設置した係留ブイに吊り下げてある付着板を
月に1回引き上げて外来種のココポーマアカフジツボの観察をしています。
このココポーマアカフジツボ(Megabalanus coccopoma)は、
元々パナマ太平洋岸に生息していたフジツボで、
2009年に神奈川大学の山口寿之先生が岡山県水島港に入港した
鉄鉱石運搬船の船底に見つけました。
このときすでに日本中の広域に分布していました。
鍋田湾の係留ブイにも付着していることが確認されています。
なぜ日本中に分布できるようになったのか?
固有種(アカフジツボ、オオアカフジツボ)よりも
何か優れた特性を持っているのか?
鍋田湾に設置している係留ブイに付着板をつり下げて
自然状態の中で付着時期や、成長を観察しているそうです。