枝状サンゴ調査

「ヒメエダミドリイシ」の可能性が高いそうです

記事　「枝状のサンゴ　ミドリイシ属の採集にいきました」
でみつけたミドリイシ属のサンゴは
『ヒメエダミドリイシ』の可能性が高いそうです。

サンゴを見た目で同定するのは難しいのですが
サンゴ個体の形状が管状で分布域に伊豆がふくまれていることなどから
ヒメエダミドリイシではないかということです。

部分的に採集してスライスして調べれば同定できますが
まだ小さな群体なので傷つけず
成長を見守ることに。

学名　Acropora pruinosa Brook,1893
伊豆でみられるヒメエダミドリイシは緑色ですが
天草では褐色と緑色の両方がみられるようです。
日本周辺では土佐清水、天草、伊豆でみられるサンゴです。

サメを採った後、シルヴァン先生の依頼で枝状のサンゴの調査にでかけました。

ミドリイシ属の枝状サンゴを
以前、生息を確認したポイントへもぐってみると…

ミドリイシ属のがれき

この状態！
2年前に大きな台風で崖がくずれて石が落ちたりしたのが原因のようです。

折れてしまった枝があちこちに

やっと海藻の陰に小さな群体を見つけました。
（ミドリイシ属には間違いないのですが…見た目だけでは同定は難しいそうです）

まだまだ小さいので無事に育って
大きくなってほしいものです。