9月17日 公開臨海実習でドレッジによる採集を行いました。
その際に「ヨツアナカシパンモドキ」が採集されました。
頻繁に採集されるわけではないとのことで
過去の採集記録を調べてみると、1997年に同じ場所、同じ水深で採集していました。
残念ながら大きさや画像などの記録はないのですが。
今回採集されたのは、大きさが4.5cmぐらい。
こちらが口側
ヨツアナカシパンと並べてみると…色が違うのと
花紋がヨツアナカシパンの方がはっきりしています。
ヨツアナカシパンとヨツアナカシパンモドキの違いは
囲肛部の位置がヨツアナカシパンは殻の端近くにあり
ヨツアナカシパンモドキは周口部と殻縁の中間にあります。
また、ヨツアナカシパンモドキには囲肛板のすべての板に棘があります。
ヨツアナカシパンは全くないか小さな棘が少しある程度なのだそうです。
色はヨツアナカシパンモドキの方がすこし明るめの赤褐色。
水槽の中にヨツアナカシパン、ヨツアナカシパンモドキ、スカシカシパンが入っていたので
砂の中から出してならべると…。
左上がヨツアナカシパンモドキ
左下がヨツアナカシパン
右がスカシカシパン
スカシカシパンは砂に潜るのが早いです。
並べて写真を撮っているうちに、だんだん砂に埋まっていきました。