海水浴のシーズンで浜辺には水着の人たちがきています。
午前中、磯採集に出かけた学生がカツオノエボシを発見しました。
カツオノエボシ
Physalia physalis (Linnaeus, 1758)
プカプカ浮いていたのを採集してきました。
カツオノエボシ
Physalia physalis (Linnaeus, 1758)
触手に触れると表面にある細胞から刺胞という毒針が発射されます。
強い毒なので刺さると激痛が走り、時には呼吸困難になることもあるようです。
もしも、刺されてしまった場合は
まず、海水をかけて洗い流します。
決して真水やアルコール、酢で洗ってはいけません。
未発射の刺胞を刺激してしまいます。
海水をかけても触手が剥がれないときは
手袋をしてそっと取り除きます。
氷や冷水で冷やすと痛みがやわらぐようですが
医療機関で治療を受けましょう。
カツオノエボシ
Physalia physalis (Linnaeus, 1758)
触手が長いので気づいたときには刺されていることも。
透き通った浮き袋は約10cm、
触手は10mぐらい伸びる様です。
この個体も底まで届いていますが、まだまだ伸びそう。
カツオノエボシ
Physalia physalis (Linnaeus, 1758)
海岸に打ち上げられていても
決して素手で触らないようにしましょう。