毎月2回下田沖でCTD、クロロフィルセンサーによる観測調査や
海底観測機材の引き上げの記事で紹介しましたが
カジメの林の中に観測機材を設置してPH、水温、クロロフィルの計測調査を実施しています。
これらの調査は『海洋炭素循環における大型藻類の役割』を研究するためです。
今回はこの研究のために行った実験を紹介します。
カジメを海水の入ったビニールぶくろにいれて屋外水槽に2日間おきます。
海水の二酸化炭素が吸収されることによる
PH値の変動を計測する実験をしています。
カジメによる海水のPH値の変化を観測しています。
「これがカジメです!」というわかりやすい画像がないのが残念ですが、
カジメは学名が「Ecklonia cava」。アラメとよく似ています。
アラメとの違いは茎の部分1本で枝分かれしていません。アラメは分かれています。
またカジメはアラメより少し浅いところで、波当たりの優しいところに生えているそうです。