浜辺に流れ着いた海藻を持ち上げると小さな虫たちが跳ねでてきます。
その中にニホンスナハマトビムシや
ハマダンゴムシ
ガムシやハネカクシ
ヒメスナホリムシがいます。この小さな動物たちを研究している学生がいます。
彼女は、下田の浜辺を見るまでは漂着した人工物の下の動物を
研究しようと思っていたそうです。
しかし、浜辺には人工物があまりないので
海藻の下にいる動物の個体数や種類の変化を研究することにしたそうです。
大きくても1〜2cm未満。しかも砂の中に隠れています。
これをどうやって採集するかというと。
採集するポイントを決めて
アクリルのパイプを挿して砂を抜き取ります。
抜き取った砂からこの小さな動物たちを取り出します。
打ち上げられる海藻が多かった5〜7月は
コードレス掃除機を使って採集したことも。
海藻を持ち上げると逃げて砂にもぐってしまうので
飛び出して来たところを吸い込んで捕まえました。
浜辺で掃除機をかけていると
不思議がられて「何してるの」と声をかけられることもあったとか。
4月に来て半年、海での採集ですっかりいい色にやけて
健康的になったようです。