12月17日 須崎半島で技術職員2名と東京大学の学生2名で
シモダギボシムシの採集に行ってきました!
水温19℃ 気温10℃ 水中の透明度も良く充実した採集できました
12月17日 須崎半島で技術職員2名と東京大学の学生2名で
シモダギボシムシの採集に行ってきました!
水温19℃ 気温10℃ 水中の透明度も良く充実した採集できました
2月15日(水)〜16日(木)の2日間、東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所で行われた
第12回JAMBIO沿岸生物合同調査。
その時に採集されたウニが同定されましたので、JAMBIO沿岸生物データベースに登録しました。
JAMBIO沿岸生物データベース(RINKAI)
http://www.shimoda.tsukuba.ac.jp/~marinelife-db/
登録したのは、下記の5種
また、1種は採集データを追加しました。
科学探査スクーナー船タラ号は平成29年3月26日に静岡県下田市下田港に寄港し、イベントを行いました。
翌27日に当センターの研究調査船「つくばⅡ」と式根島に向かい調査を行なう予定でしたが、悪天候のため28日に出航しました。
当センターのシルバン・アゴスティーニ助教が日本でのコーディネーターを務め、タラ号に乗り日本各地で他の研究者とともに調査を行いました。
式根島には、火山活動によって海底から二酸化炭素(CO2)が噴出している場所(CO2シープ)があります。海水に二酸化炭素(CO2)が溶け込むと、海水のpHが低下し酸性化します。CO2シープの近くだけ酸性化しています。
この酸性化した海水は、大気へのCO2の排出量が現在のまま続いた場合、2100年の海水のpHと同等と予想されています。
当センターでは、酸性化している環境とそうでない環境の両方が存在している式根島に2016年「式根島ステーション」を設置し、本格的に実験・調査を開始しています。
定期的に海洋環境・生態系などの調査・実験を行っています。
tara expeditionsがYouTubeで公開した式根島調査の動画です。
[Tara Pacific] Shikine, laboratoire de l’acidification de l’Océan // Ocean acidification laboratory
tara expeditions 公式サイト
http://jp.oceans.taraexpeditions.org/
公式サイトでは写真も公開されています。
科学探査船タラ号は2016年5月28日にフランスのロリアンを出航し、2017年2月よりアジアを航行しています。
近年、サンゴ礁が消滅の危機に直面しています。そこでサンゴ礁の生態系の研究を最優先するべきと考え地球上の40%のサンゴ礁が集まっている「太平洋」を対象に調査をしています。今回の「太平洋プロジェクト2016-2018」では、サンゴのゲノム、遺伝子、ウイルス、バクテリア等の多様性をサンゴの周りの海水と比較し、サンゴ礁の生物多様性の実態を把握するのが目的です。
また、この調査で得られたデータを科学界にとどまらず、多くの人に海洋環境の問題を共有するための活動もしています。
当センターは、日本側コーディネータとしてタラ号の活動を支援しています。日本では福岡、尾道、神戸、名古屋、横浜、東京、そして、下田には3月26日に寄港。
下田港でもイベントを行いました。残念な事に雨が降り寒い1日でしたが
たくさんの方に来ていただきました。
タラ号と当センターの調査研究船「つくばⅡ」を乗船公開し、今回のプロジェクトやタラ号の資料の展示、センターの紹介、研究の紹介、海藻おしばの展示も行いました。
セミナーでは、サミュエル・オードラン氏(タラ号船長)、クリスチャン・サルデ氏(パリ大学教授)、中村洋平氏(高知大学准教授)、谷口俊介氏(筑波大学下田臨海実験センター 准教授)、和田茂樹氏(筑波大学下田臨海実験センター 助教)が講演しました。
サミュエル・オードラン氏(タラ号船長)
クリスチャン・サルデ氏(パリ大学教授)
中村洋平氏(高知大学准教授)
和田茂樹氏(筑波大学下田臨海実験センター 助教)
谷口俊介(筑波大学下田臨海実験センター 准教授)
7月13日 下田市白浜沖 水深210mをドレッジで採集した生き物の最終回。
その他いろいろな生き物を紹介します。
ヤドカリ科の一種? Diogenidae sp.
貝殻の大きさは約1.5cm
ホンヤドカリ科の一種? Paguridae sp.
棲管の大きさが約1cm
イソギンチャク目の一種 Actiniaria sp. ではなく
環形動物門のタケフシゴカイ科の後端部ではないかということです。
体長約8mm
ナマコ綱の一種
体長1.3cm
ヘラムシ科ヤリボヘラムシ属の一種 Symmius sp. だそうです。
体長約1cm
イソギンチャク目の一種? Actiniaria sp.
大きさは約8mm
見ればみるほど不思議
触ると薄い透明な殻があってイカのようなかたちをしていました。
採集した日に撮影できず翌日になってしまったのでだんだんバラバラになってきてしまいました。
キンヤギ科の一種? Chrysogorgia sp.
高さは約20cm
ウミハネウチワ属の一種? Plumarella sp.
高さが約20cm
サンゴモドキ科の一種? Stylasteridae sp.
下の写真のように置いて、横幅が約9.5cm
浅海では見られない生物がまだまだたくさん採集されました。
また、採集した際には撮影してアップしたいと思います。