前回の記事で採集したアカエイを解剖しました。
3〜4月のアカエイは胎内に卵をもっています。
その卵の胚を神経の発達を研究するために取り出しました。
解剖途中で動いてしまうといけないので
氷水につけておいて麻酔をします。
アカエイも繁殖形態は、『卵胎生』です。
卵を胎内で孵化させて子を産みます。
卵を傷つけないように開腹してとりだすと
ピンポン玉ぐらいの大きさでオレンジがかった黄色でした。
黄身の部分だけで、薄い膜の中には鶏の卵と同じような
とろっとしたカスタードクリームのようでした。
これを栄養にして成長するようです。
その中から胚を見つけなければなりません。
胚は含まれていそうな部分をとったのが上の画像です。
顕微鏡で調べるそうです。
(翌日伺った話では、残念ながら胚はなかったそうです)