6月24日にマンジュウボヤ採集をしました。
マンジュウボヤ Aplidium pliciferum (Redikorzev, 1927)
下田鍋田湾内に設置したブイや
ブイをつないでいるロープに付着していたものです。
採集後、容器に入れ海水を流しながらしばらくすると…
たくさんの生物が出てきました。
データベース用画像の撮影練習もかねて
サンプル容器に取り分けて
実体顕微鏡で撮ってみました。
(あまりアップではあまり見たいとは思わないのですが…)
アカホシフサゴカイ(Polycirrus medius) と思われるゴカイ
動いているので撮りにくかったのですが
なんとか撮れました!
なんという種か調べてみたところ…
体長は伸びているときで2cmぐらい
ほぼ透明な体表、オレンジ色をした腸管、
傷つきやすい体、触手の先端近くに赤い斑点がある
という特徴が
アカホシフサゴカイ(Polycirrus medius)と合致します。
このほかにも
ウロコムシの一種?
ウロコムシの一種?
マンジュウボヤの体表に付着していた
体長1cm未満のイソギンチャク
体長1cm未満のイソギンチャク
幅2mmほど長さ約4cmの細い黒い紐のような生物
黒い細い虫
頭部の形からするとイソメ科の1種?
頭部から判断するとイソメ科の一種?
マンジュウボヤには、たくさんの生物が隠れていました
他にもたくさんの生物が棲んでいました。
ちょっとアップで見るのは…と敬遠していた生物も
実体顕微鏡で見てみると力強い生命力を感じます。
もっと上手に鮮明に撮るためにも
たくさん撮ってアップしていきます。
こういう生物の苦手な方もいらっしゃるとは思いますが
どうかご了承ください。